飯盛の狛犬 梵字(マン) 文殊の獅子

文殊堂での祈願法要 飯盛神社でのお祓い

夏越しの獅子回し(なごしのししまわし)と謂われ、天明の大飢餓に大層な餓死者が出た事により始まったそうです。
獅子は魔除け、神社の鳥居前には必ず「狛犬」が安置されています。神様をお護り申し上げているのです。お寺でいえば「仁王様」です。「魔障退散・悪疫消除・除災招福」の功徳に満ちたその神通力により町内の悉くの罪・穢れを祓ってしまいます。
7月25日午後6時飯盛神社の狛犬・文殊堂の唐獅子のご霊験を仰ぐ為、神仏混合にて祭事が進められます。青年・子供達が法被姿に身を固めて、まずは文殊堂での法要を受けます。次いで飯盛神社にてお祓いを受け、御神酒を頂戴してから町内一軒一軒の家の玄関にて獅子を回してゆきます。大声にて、ワーと掛ける呼び声にて幼児等は泣きすくんでしまいます。頭に獅子をかぶせて貰い、これでこの夏も大丈夫と親たちは大安心です。

各家々を駆け回る
神妙なおもむきにて、獅子頭を受ける町内住人
孫は、既に子供達の中に!